加湿器から嫌な臭いがする
加湿器の内部の白い汚れが気になる
給水トレーがピンク、黒色に汚れている。
どれも加湿器のお手入れ不足が原因で発生してしまいます。
乾燥が気になるこの季節。
簡単にお手入れするだけで清潔な空気で過ごせます是非やってみてください。
加湿器病とは
この記事の管理人は仕事柄 菌と戦っています。
そのせいもあってか潔癖気味。
汚い(菌に汚染)された加湿器は病気を引きを起こす原因にもなります。
しっかりと対策しましょう。
汚れを放置すると「加湿器病」になってしまいます。
正式には「過敏性肺臓炎」と呼び、
通常、肺炎は肺の奥にウイルスや細菌が入り込み炎症反応が見られます
しかし汚い加湿器を使用することにより毒性のない菌やタンパク質
ごみなどが肺の奥に入り込み、体が異物として排除しようと
炎症が起こってします。
臭いの原因と改善方法
臭いの原因は加湿フィルターや水に増殖したモラクセラ菌などの排泄物です。
洗濯物の生乾きの臭いの原因と似ています。
特に給水ランプが点灯すると臭いが強くなる加湿器は
この菌が原因の可能性が高いです。
給水トレーやタンクであれば洗剤で良く洗った後に
次亜塩素酸(キチンハイター)等で殺菌できます。
フィルターについたものはできれば
フィルターを交換するのが一番確実で効果的な方法です。
フィルターについている汚れを良く落とします。
汚れの中にも菌がいますので菌の隠れ場所をなくします。
白い汚れのお手入れ方法を参考に
次亜塩素酸でつけ置き殺菌します。0.02%で30分間もしくは0.05%で5分間
ハイター溶液の作り方はこちら
製品が痛んだり次亜塩素酸の臭いが付くなど心配な人は
ワイドハイターを40度前後のお湯に入れフィルターをつけ置きしてください。
(ワイドハイターの量は製品の裏側を参考に)
次亜塩素酸よりも殺菌効果は低いですが効果はあります。
また60℃以上のお湯につけ置きできれば菌には効果的です。
さらに洗剤で良く洗う。
菌の死骸を洗い流せばOKです。
臭いが気になるときは重曹につけ置きで脱臭効果を高めましょう。
フィルターは水をたくさん吸収できるようになっています。
小さい細菌もたくさん吸収(繊維の中に)しています。
全てを洗い流すことは困難です。良く洗うことが大切です。
先程も言いましたができればフィルターを交換するのが一番確実で効果的な方法です。
一度やってみてダメならば交換を検討してみましょう。
白い汚れのお手入れ方法
水道水の中に含まれている成分が乾燥して結晶化してしまったものです。これはクエン酸で落ちます。
40℃程度のお湯にクエン酸を1%で入れます。
いちいち量の面倒くさいという方はお湯にクエン酸を多めに入れてください。
お湯の底にクエン酸が沈殿しないように確認しながらクエン酸を入れてみてください。
沈殿してしまったら今度はお湯を入れましょう。
1~2時間つけ置き
頑固な汚れにはクエン酸を直接かけて水を少しつけて歯ブラシで擦ります。
数分間浸透させてまた擦ってみましょう。
それでもだめなら一度水で洗ってから重曹をつけて擦ってみましょう。
重曹には研磨効果があるので製品が傷つかな用に注意しながら行ってみてください。
水(お湯)で十分に洗い流す。
長めに洗い流してください。
お手入れの間隔が長く空いてしまうと結晶も大きく頑固になってしまうのでこまめにお手入れすると比較的簡単に落とすことが出来ます。
ひと手間が楽にしてくれますね。
ピンク、黒い汚れの殺菌方法
これはカビです。
どちらとも次亜塩素酸で殺菌できます。
ハイターでOKです。
主に給水トレー内部を想定しています。
フィルターに黒カビがある場合は除去が難しく再発もしやすいので交換をお勧めします。
ちなみに
ピンク汚れは高温多湿を好み石鹸カスや皮脂など汚れを栄養源に発育します。
その成長したピンク汚れを栄養にしては黒カビが成長します。
ピンク汚れは一般的な洗剤で十分除去可能です。
殺菌の意味でハイターを使えば完璧でしょう。
しかし黒カビは洗剤だけでは不十分で、ハイターを使って殺菌します。
長期間放置してしまうと根が深くハイターでも完全には除去出来なくなりますので
注意が必要です。
中性洗剤で良く汚れを落とす。
カルキ汚れがあればクエン酸を使う。
落ちない汚れは重曹でも擦ってみる。
次亜塩素系漂白剤で殺菌する。
キッチンハイターなどを使う。
フィルターにはハイターを0.1%で30分つければ効果が期待できます。
引用先http://water-solutions.jp/commentary/sterilization/
ハイターの薄め方は花王のHPに掲載されていました。
引用先https://www.kao.com/jp/soudan/topics/topics_107.html
良く洗い流して乾燥させる。
乾燥が大切です。使う前に一度乾燥させてみましょう。
以上が加湿器をきれいに保つお手入れ方法でした。クエン酸や重曹、ハイターの化学の力で清潔に保ちましょう