クロスカントリースキーとは 大会優勝者が解説します

  • 2020年12月1日
  • 2020年12月6日
  • その他
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クロスカントリースキーとは
 
クロカン大会優勝者が説明します!!
(小学生の部優勝者が大人になった今、解説します)
 
 

スキーの一種で

一般的なスキーはゲレンデをリフトで登り、滑りおりるものです。

 

一方、クロスカントリースキー(クロカン)は登り坂下り坂平坦
様々な地形を全て自らの力で進んでいきます。
イメージとしては整備された広い山道を滑ったり登ったりしながらゴールを目指すイメージです。

歩くスキーフェスティバルという名称でイベントも開催させています。

 

結構楽しく途中でおやつ休憩があったりします。
地元の特産品や甘酒、豚汁などが振舞われるところもあります。
 
引用先http://www.yukiguni.ne.jp/arukuski/
 

どんなところを滑るの?


少し詳しく説明します。
 
冬は一面銀世界で一体どこを滑っているかわかりませんが、昔練習したところを調べてみると

夏場はサマーキャンプ場や大きな公園だったようです。

 

大会では一周3,5,10Km程度のコースでしたのでかなり大きい施設ですね。
学年によって大まかに距離は変わり、
小学生は1~3km、中学生は3~5km大まかにはこんな感じでした。
夏場のイメージ
引用先http://www.shiei-ski.com/family/park.html
冬になるとキャンプ場をクローズして広大な敷地をスキーコースとして練習していたようです。
 
 
コースの作り方は
一般的なゲレンデで使用されている圧接車でスタートからゴールまで整地します。
その次にこれがクロカンの特徴的ですが、スノーモービルでスキー板がちょうど入るようにレーンを作ります。
 

クロカンの中にも滑走方法が2種類ありクラシカルフリーと分類されます。
 
スノーモービルで作ったレーン(溝)を走る競技をクラシカル
   
レーンやその外側を自由に走る競技をフリーとして分けています。
クラシカルがクロカンの基本。

さらに上級の滑りがフリー走行といったイメージです。

 

本来は種類の違いですが大会ではクラシカルが多く、
中、高校生などレベルが上がるとクラシカル、フリー、リレーなど様々な
種類が増えていきます。
※フリー走行はレーン(溝)がないためバランス力、筋力、技術が必要になります。
ただ雪の上を板をはいて滑るというイメージではなくスケートをしている感覚に近いため
初心者は立っているだけで精一杯です。
何とかレーン(溝)に入ってストックで押して前に進める程度です。
これがクロカン初心者の方です。
 

スキー板、ブーツ、ストックは?


スキー板
スキー板は細長く軽いです。材質は木と竹のミックス(イメージです)
引用先https://www.goldwin.co.jp/fischer/nordic/index.html
滑走面は極限まで滑るようにワックスを塗り込みます。これはお父さんの仕事です。
レベルが上がれば数グラムで数万円という高価なワックスも使います。
 

そんなに滑ったら歩けないじゃないか!

その通り

ですのでちょうど一番体重の乗る足裏40cmは滑らない処理をします。
今度は滑らないワックスを雪面の温度など長年の感を頼りに調整して塗っていきます。

スキー板は先端と末端が地面に付いていて中央(足裏)は少し浮いています。
なので力を入れて雪面を蹴ると滑らないワックスにおかげで踏ん張りが効きます。
スーッと滑り出すと中央は浮くので先端と末端で雪面を滑っていきます。
 
 
ブーツ
クロカンのブーツはアルペンスキーやスノーノードのブーツでは全く異なり
普通のブーツに近いです。靴よりも少し重い程度です。

クラッシック用、フリー用とわかれており
クラシックはより動きやすいローカット
フリーは足首に負担が大きいのでサポート性に高いハイカットタイプとなってます。

引用先https://www.goldwin.co.jp/fischer/nordic/index.html
クロカンはスキー板とブーツの接続箇所がつま先に一か所だけ接続されています。
かかとは自由に動くイメージです。
なので靴もアルペン用のものよりかは一般的なブーツよりも少し硬いくらいの印象です。

 

 

フリー走行ではブーツは重要になってきます。
足首への負担がとても大きいのでブーツが高性能であればある程、
体力も消耗しませんし、タイムも早くなります。
体力があっても足首にピンポイントで負担が集中してしますとかなりきついです。
クラシカルに関してはクラシカル用の靴であれば足首への負担は少ないと思います。
ストック
クロカンの推進力です。
アルペンと比較すると軽くて長いです。

長さはおおよそ地面から肩くらいの長さです。
フリー走行はクラシカルよりも長く設定する方もいます。

軽さは一本で数百グラム程度、縦方向の力には強いですが
折ろうと思えば大人ならば足を使えば折れるくらい
軽量化されてます。
 

持ち手も握りやすいようにクッション性があるものなどさまざまにカスタマイズ可能です。

 

クロカン初心者や親御さん向けに簡単にクロカンのいろはを書いてみました。
反響があればまた投稿してみます。
 
 
 
 
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